縁側の家(小城市:リフォーム)

建物は自然に囲まれ、蛍が住む綺麗な川を渡った中洲状の敷地にあります。古い農作業小屋と母屋(現在のお住まい)が建っており、敷地の中には水車を回すために川の水が引かれていました。当初は全て解体した上での新築というお話でしたが、既存建物の状態が比較的良いことからリフォームに変更し計画を進めていきました。既存建物のポテンシャルを最大限活かすべく、骨太な空間の構成(骨格)や広縁、欄間などを再活用し新旧の素材が混在するような、リフォームでしか成し得ない空間づくりを目指しました。工事の途中で当初の計画には無かった天井裏の空間を活かす方向に切り替えたり、敷地内の小川をエントランス側に計画しなおしたりと文字通り「作りながら考える」という作業を事を少しずつ積み重ねながら進めていきました。古き良き日本の住まいの良さを再確認できたプロジェクトでした。

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改修前




















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