■海の見える家
海の見えるがけの上に計画した住宅です。眼前にはため息をつくほど美しい水平線が広がっています。西日によりピンク色に染まる岩肌の美しさ、宝石箱のようなきらめく海に対し、建物が過度に主張する必要はありません。この絶景の景色を最大限活かす部屋の配置を考え、それを素直に形にしました。
このような崖地に計画する場合(ほとんど無いと思いますが)基礎などの見えない部分にコストが非常にかかります。法的にも「がけ条例」というものが殆どの都道府県にあります。例えば福岡県なら「高低差3mかつ角度30度以上」を超えると要注意です。造成した新興住宅地のようにしっかりとした擁壁の場合は問題なしですが、昔ながらの石積みだったり、土が露出しているような場合はそのままでは建物が建てられない場合があります。もちろん「合法的に」建てる解決策もありますが(基礎を深く掘り下げる等)コストがかかる場合がほとんどです。
私も崖地の経験が何回かありますが不動産販売会社もこういった『がけ条例』を知らないで平気で販売しているケースが非常に多いです。当然お客さんにとっては予想外の出費になってしまいかねません。
この他にも様々な法的制限が敷地や建物にはかかります。それをきちんと踏まえた上で計画を立てるべきです。こういった相談は年中受け付けておりますのでいつでもご連絡下さい。
プレゼンテーション(一部)